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2017/08/22

【 腸内細菌を ドラえもん でわかりやすく解説! 】

あなたのお腹の中には小さな小さな住人がいます。

小さな住人?

そう、それは「腸内細菌」。

「腸内細菌」というと、名前くらいはお聞きになったこともあるでしょう。

「腸内細菌」とは名前の通り、私たちの腸の中にいる細菌たちのことで、「善玉(バランス調整)菌」と「悪玉(バランス撹乱)菌」、そして「日和見(能力未知)菌」と大きく3つに分けられます。

具体的にはビフィズス菌や乳酸菌、そして大腸菌などが有名で、その種類は500〜1000種もあると言われています。
しかも数で言ったら100兆個!
人の細胞の数は60兆個、世界人口は70億人と言われていますから、その数たるや、まさに星の数!! 

当然それだけの数と種類があれば、同じ組合せ、同じ容態の「腸内」はありません。

腸内フローラ

さて、私達は一人一人が個性を持って存在し、息を吸って排泄もして、社会と地球環境にそれなりの影響を与えています。それと同じように、腸内細菌たちもそれぞれ一つ一つが性質と役割を持って、確実に私達の体に影響を与えています。
「細菌」ですからね。物でも栄養素でもなく、彼らはれっきとした「生物」なのです!!

しかも私たちの中に星の数ほど生息しているわけですから、彼らから受ける影響と効果は計り知れません!

腸内細菌腸内細菌

< 腸の中は ドラえもん !? >

「腸内細菌」というと、普通「善玉菌」ばかりがモテはやされていますが、健康を維持するためには「善玉」「悪玉」「日和見」の3つはどれも必要です。なので、悪玉菌が全くいない!と言うのも実はよろしくありません。

もちろん悪玉菌には即座に食中毒や病気に繋がる「病原性」のものがいますから、気をつけなければいけませんし、減らしたくても撲滅はできないので、好んで増やす必要は絶対にありません。ただ、悪玉菌がいたからと行って悲観することはありません。「病原性」のもの以外の悪玉菌なら、増え過ぎさえしなければそこまで悪さはしないのです。

善玉菌と悪玉菌

「悪玉菌」というと、さも「悪いバイ菌」のようなイメージですが、私たちにとっては必要な「悪」で、きちんとした役割を持って存在しています。極々微量の麻薬や放射能が、「薬」として使われていたり、細胞を活性化させるのに使われていることをご存知ですか? それと同じように、病原性以外の少量の悪玉菌は体内に侵入してきた有害毒素を退治したり、ビタミンの合成に関与したりと、私たちの健康維持に役立っているのです。

言うなればアンパンマンにおける「バイキンマン」、ドラえもんにおける「ジャイアン」のようなもの。彼らが居るからお話は面白くバラエティに富み、ドラえもんたち善玉勢力の団結を固めることができるのです。

共生

ただ一つ絶対的なことは、悪玉勢力を勝たせてはいけないということ!
腸内環境は基本的に悪玉菌が増えやすい条件が揃っていますから、少し気を抜くとあっという間に悪玉菌がウジャウジャと増えてきてしまいます。

悪玉菌が増えると、腸内では腐敗が進み腸機能が低下しますから、便秘になったり、肌荒れや体調不良を引き起こしたり、挙げ句の果てには様々な病気を引き起こしたりしかねません。なので、悪玉菌は必要とはいえ、全体の比率で10%以下に抑えておかなければいけません。

さて、もうひとつ気になる存在なのが「日和見菌」。

これはその名前が示すように、強い勢力になびく性質を持っています。
善玉菌が優勢の時は「良い」作用をもたらし、悪玉菌が優勢の時は「悪い」作用をもたらすという、どこの社会にでもいるような、流れに乗ってうまく生きる、ドラえもんでいうところの「スネ夫」のような存在です。

「日和見菌」は別名「能力未知菌」とも言われますから、その性質がもたらす影響が、まだまだわかっていないのも事実。つまり、可能性に富むという点で、彼らはもしかしたらドラえもんがポケットから出す「魔法の道具」に匹敵する、驚異的な力を持つものなのかもしれません。

いずれにしても、「日和見菌」を良い勢力に巻き込むためには「善玉菌」の勢力を優勢に=20%以上に保つことが大事になります。 「日和見菌」は腸内細菌全体の大多数(約70%)を占めますから、ひとたび悪玉菌が優勢になると、大多数の日和見菌も加勢して一気に腸内の環境は悪くなってしまうのです。

では、具体的に善玉菌の勢力を優勢に保つにはどうしたらいいのでしょう?

一言で言うなら

 野菜をしっかり食べ、脂っこいものは控える!

善玉菌というとヨーグルトを思い浮かべる方も多いと思いますが、実はヨーグルトは糖質や脂質が多く、カロリー過多になりかねません。しかも善玉菌が増えるためには食物繊維はもちろん、ビタミンやミネラルなど他の栄養素もバランスよく必要です。

なので、ヨーグルトを摂取する場合はなるべく無糖のものを選び、嗜好品の位置付けで考えられておいた方が無難です。

その代わりオススメなのは 食事の前の「味噌キャベツ」!

キャベツ

キャベツは水溶性と不溶性の食物繊維をどちらもバランスよく含みますし、ビタミン・ミネラル類が豊富です。食事の前に食べることで、後から食べる脂肪の吸収を食物繊維が抑制してくれるのでダイエットにも効果的!
食べ方は千切りよりはザク切りで頂く方が、しっかり噛み応えがあり満腹感が得られますし、味付けで使う味噌には、ヨーグルトに匹敵する程の乳酸菌を含みます。
しかも味噌の乳酸菌はヨーグルトなどの動物性と違って胃酸に強く、生きたまま腸に届くので効率的。
極め付けは、キャベツって1年中どこでも手に入りやすくて経済的!!

いいことづくめの「味噌キャベツ」。
ぜひ毎日のお食事に足していただいて、健やかな腸内を保ってください!


朝倉 優紀(あさくらゆうき)

ダイエットナビゲーター
肥満予防健康管理士
アンチエイジングアドバイザー

都合の良い合理主義でパフォーマンス重視。食べたいものを食べるために、普段から選んで行っていることが理にかなう天性の健食マニア。無理なく無駄なく我慢せず、「食事は楽しむものである」というポリシーの元、知識を入れることによってバランス感覚を養い、痩せる「脳」を作る意識改革を行う。歳を重ねるごとにスタイルを作りあげ、今や姿勢矯正・小顔術まで手中に入れた一児の母。デザインとセンスがベースにあるため、土台である姿勢と体を美しく整え、それをさらに綺麗に細く見せる視覚効果を使ったファッションコンサルまで担う。「化けさせる」プロ。 肥満予防健康管理士としては、痩せることだけを目的とするのではなく、病気にならない「予防医学」として生活習慣改善のカウンセリングを行う。
(埼玉県出身 慶応義塾大学 環境情報学卒)