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2016/08/27

【室温を考えてみるⅠ】

今年の夏は、猛暑日が連続して、大変な夏ですね。
ラニーニャということから、これから台風も沢山発生すると思います。
さて、熱帯夜(最低気温が25℃以上の夜)などは、エアコン無しでは眠れません。
お風呂に入って体幹温度が上がって、下がるときに眠たくなりますが、この時期の室内気候が良くなければ、熟睡し難くなります。
建築学会の規範として詳しいものは無いものの、高齢者生活熱環境研究会編「高齢者・身障者に配慮した住宅熱環境評価の基準値」が指標として公表されています。下表を参照してください。

一般成人
(老人)
居間・食堂
団欒・食事
寝室
睡眠
台所
家事
廊下
移動
風呂・脱衣所
着替え
便所
冬期 21±3deg
(23±2deg)
18±3
(20±2)
18±3
(22±2)
18±3
(22±2)
24±2
(25±2)
22±3
(24±2)
中間期 24±3
(24±2)
22±3
(22±2)
22±3
(22±2)
22±3
(22±2)
26±2
(26±2)
24±2
(24±2)
夏季 27±2
(25±2)
26±2
(25±2)
26±2
(26±2)
26±2
(26±2)
28±2
(28±2)
27±2
(27±2)

老人は、冬季において2~3℃一般成人より高く、夏季は2℃ほど低く設定されています。
これは、老人の体温調節機能が、一般成人より落ちてくるためです。

さて、夏場の日中、長時間外出など、高温にさらされると、体の調整機能以上の熱負荷がかかると、体内に温度が蓄積されていき、体温が上昇してしまいます。
これが熱中症というもので、死に至るケースもあります。
体の温度調節機能の第一は、発汗することです。
同時に毛細血管まで拡張して、抹消血流が増え、汗の蒸発する際の気化熱により、体温を下げることになっています。
7/6コラム[夏をむかえて]参照
水分が不足した場合、発汗が少なくなり、熱を放散することが少なくなります。
熱中症予防の第一は、適切な水分補給ですね、汗をかく体にしておくという意味で。

さて、熱中症ですが、最近は屋内熱中症というのが、出てきています。
たとえば、冷房病の事を考えると、タイマーでエアコンを切るという方が多いと思います。
又、室温を28℃が適正と考え、高めに設定される方も居られるでしょう。

先程の表にある様に、老人は、相対的に体温調整機能が低下している為、一般成人のように高めの温度設定では、十分な放熱が出来ない事が有り、熱中症につながる恐れがあります。
冷房をタイマーで止めるというのも、窓を閉め切っているので、熱帯夜は特に危険です。
人は睡眠時に、200cc~300ccの発汗が有ると言われています。寝る前の水分補給は必須です。
しかし、熱帯夜の夜は、電気代も気になりますが、朝までエアコンを使うのが無難です。