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2016/07/06

【水無月】
六月の別名は水無月、梅雨なのに水が無いとはおかしいですね。
明治になって、太陰暦(旧暦)から太陽暦(新暦)に変わりましたが、明治5年12月3日を明治6年1月1日に読み替えたそうです。
旧暦から約1か月の差が有るので、旧暦の6月は新暦の7月と言う事になります。
更に厄介なのは、太陰暦は月の満ち欠けを基本としています。
つまり、月が地球の周りを1周するのが1月と言う事で、この1周するのは29.5日です。
1年12か月とすれば、太陰暦の1年は、29.5日×12か月 = 354日となり、太陽暦から≒10日ほど短くなります。

その為、この差が毎年累積し、30日の差が出た時に、13月目(閏月)を入れていたようです。
結局新暦との差が2月出るときもあり。実感は8月と言う事も有ります。
梅雨明けの夏は、水が少なくなるので水無月とも言えるかもしれません。
夕立ちとかありますが、梅雨のような長雨が無いので、そういう命名になったのでしょう。
人によって、無は「の」という助詞で、水の月と言う事だと言われることがあります。
田植えが終わって、田んぼに水が一杯張られるところから、水の月とも言えなくは無いですね。

新暦と旧暦の季節感の差は、現代人にはピンと来ないかもしれませんが、関西に住む私は、この頃水無月というお菓子を良く食べましたね。
白い、三角形の外郎(ういろう)の上に、小豆が乗っているお菓子です。
少しヒンヤリした方が美味しいですね。

京都 お菓子司 甘春堂HPより引用

この御菓子、今はスーパーに行けば、一年中あるので、季節感がなくなってしまいましたが、いまだに、「夏越の祓い」で頂くものと、思っております。
6月30日は、正月からちょうど一年の折り返し。
「夏越の祓い」は「水無月の祓い」とも呼ばれ、この半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事が行われます。
その日のお菓子として、水無月が食べられます。
小豆は悪魔払いの意味があり、三角の形は暑気を払うための、氷を表しているといわれています。
冷蔵庫の無い昔は、夏場の氷は、貴重な存在。それを象った水無月は、高級なお菓子だったのでしょう。
ベースの外郎は、米粉、ワラビ粉、小麦粉を練って蒸したもの。砂糖で甘さを付けた物です。
穀粉が全粒粉なら、穀物タンパクも豊富ですし、小豆自身も植物タンパクが豊富な食品ですから、体にも良い御菓子と言えますね。
水無月と言うお菓子、調べましたら、京都菓子工業組合が商標登録をしているようです。
そこらじゅうで水無月って見ますけどね。
しかし、もう半年が終わってしまいました。
年末まで、もう一度気を引き締めて、遊びに、仕事に頑張りましょう
おっと、その前に夏を乗り切らねば!