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2016/07/06

【田植え】
梅雨時に田植えと言うのが、私の子供のころの感覚でした。
いまは、5月初旬と言うのが、多いようです。
因みに私の田舎にも聞いてみましたが、昔に比べて早くなっているとの事。
出荷ベースで早くなっているのには、新米需要が高く、少しでも早く市場に出したいと言う事と、 台風を避けたい心理も、有る様です。
昔は、近所の方も相身互いで、田植えをして回ったそうですが、今は田植え機などの機械化が進んで、省力化農業になっています。 つまり、人手を頼むことが無く、日取りを勝手に決められると言う事です。

所で、昨年の冬から今春にかけて、強いエルニーニョ現象が起きており、NASAではゴジラ・エルニーニョと呼んでいるみたいです。
エルニーニョの場合、東太平洋ペルー沖の海水温が上がり、西太平洋の赤道付近の海水温が下がる現象です。
その為、夏に起こると、日本では冷夏になる可能性が高いと言われています。
又、エルニーニョの逆も有り、ラニーニャ現象と言うのは、ペルー沖の海水温が下がって、西太平洋の赤道海域の水温が上がるという物です。
フィリピン、インドネシア海域の温度が上がれば、西太平洋の台風発生が多くなり、夏から秋にかけてこの様な状況になると、巨大台風が、日本を襲うと言う事も考えられます。
気象庁の観測によると、4月までにエルニーニョは終息したようで、今夏はラニーニャが発現し、猛暑になるのではと予想されています。
平成5年の大凶作は、夏から冬にかけてエルニーニョが発生、記録的な冷夏でしたから、ラニーニャが予測される今年は、台風が心配です。

気候の話は別として、田植えをわざわざ何でするのでしょうか。直播きと言う手もあるのにも関わらず。
田植えをして、苗間隔を一定に取ると言うのは、除草などの作業性と、日照の均一化を図って、身の入りを均一にして、豊作にする工夫です。
日本の米作は、古代からの知恵の集積にほかなりません。
夏場の除草と通風の確保は、米作りには欠かせない事ですし、整然と並べる事で、稲刈りをはじめ、全ての作業が効率化出来る。 日本人は米の健康管理と作業の効率向上を、昔から行っていたのですね。
最近は、猛暑に強い高温品種も登場するなど、品種改良も随時行われ、良質の米を獲る努力は大変な物です。
天皇陛下も、皇居の神田で、田植えを為されるとの事。
本当に、我が国は、太古の昔より、豊葦原瑞穂國(豊かな葦原と、瑞々しい稲穂のある国)だなと思います。

さて、米には気分を安定させる「セロトニン」や、睡眠ホルモンの「メラトニン」の材料であるトリプトファン(TRP)が含まれることが知られています。
ある研究によると、このトリプトファンは、肉類などの蛋白質が豊富な食材にも含まれていますが、脳に供給されるには「糖質」の伴走が必要なのだそうです。
米や大豆には、トリプトファンと共に、糖質が混在していますので、睡眠にとっては理想的な食材ですね。
気候がどうあろうと、秋には、美味しい新米を食べたいものです。