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2016/06/01

【天性の健食マニアの美容的生活】

< 食べたいものは何ですか? >

あなたの身体は何でできていますか?

皮膚? お肉? 細胞? 水分?

そう、そのどれもが正解。

でも、それらは何からできていますか?

私達は皆、何十キロという身体を維持しています。
その何十キロという身体、それを作っているのは全てあなたが食べたもの。
血も涙も、骨も髪も、頭の先からつま先まで、全てあなたが食べたもの。
食べたものが、細かく栄養に分解され、吸収され、再合成されて一つ一つの細胞を作っています。

さて、ここでもう一つ大事なこと。

そんな私たちの身体を作る細胞は、日々生まれ変わり、体は新しく作りかえられ続けています。
一番寿命が短いのは腸の絨毛で、たった1日で剥がれ落ち、便として毎日排泄され生まれ変わっています。
皮膚はターンオーバーのサイクルである28~40日程度(よく「28日周期」というのは、女子全盛期の10~20代の場合ですよ!)、血液は約120日、骨は数年のサイクルで生まれ変わります。

このように、私たちの身体を構成する約60兆個の細胞は、その80%が約半年で入れ替わり、3年も経つとそのほぼ99%は新しい細胞に生まれ変わっています。
つまり私たちの身体は全て、昨日食べたオムライスや、先週食べたシュークリーム、 先月食べた鴨肉のローストなどからできているのです。

私たちは、食べたものを栄養として、血液を作り、細胞を作り、臓器を作り、そして体質を作っています。
逆に考えると、体質を決めるのは、臓器であり、細胞であり、血液であり、栄養であり、食べ物なのです。
つまり、あなたが悩む冷え性や乾燥肌、肩こりや不眠症といった「体質」や、落ち着きがない、物忘れがひどい、キレやすいといった、ご家族が抱えるお悩みまで、食べ物を見直すことで改善できるものなのです。

この私たちの、たった一つで誰かと変えることのできない大事な大事な身体、そして、良くも悪くもあなた固有の体質が、「今食べているもの」でできているとしたら、「食べたいものの選び方」、変わってくると思いませんか?

例えば、5月から6月にかけてが旬のそら豆。
そら豆は鉄分が非常に多く、食物繊維も豊富です。カロリーは炭水化物が多いため高めにはなりますが、血糖値の上がりやすさの指標であるGI値(※1)が30ととても低いのでダイエットにはオススメの食材です。

(※1 GI値(グリセミック指数・glycemic index)血糖値の上がりやすさをブドウ糖を基準の100として数値化した指数。70以上が高GI食品、50~69が中GI食品、50以下は低GI食品で、値が引くほど太りにくい食材とされています)

なんと言ってもそら豆は、「鉄分」が群を抜いて多い!!

女性は特に「鉄分はしっかり摂りましょう」とお聞きになることが多いでしょう。女性は月経によってどうしても貧血になりやすいのですが、鉄分不足は、疲れやすくなったり、頭痛の原因になったりと、もっと色々なところに悪影響を及ぼします。

ここで、血液を車に例えてご説明しますね。
道を走る車、その種類はたくさんありますが、その車が2シーターのスポーツカーなのか、4シーターのセダンなのかで一度に運べる人の数は違ってきますよね。

実は私達の体は、鉄分の量が多い程、座席数が多い車=血液を作ることができるのです。

では、肝心の座席に座るのは誰でしょう?

座席に座るのはズバリ酸素。つまり、血液は体の隅々に元気な酸素を送り届け、疲れてヘロヘロになった二酸化炭素を連れて帰ってくる輸送システムなわけですね。

座席は沢山あった方が効率よく体の活性と再生ができますから、「鉄分が大事」と言われる由来、お分かりいただけましたでしょうか?鉄分不足は体の還元が一度にできないため、疲れが残ってしまったり、免疫力が低下したりと、あらゆる不調をきたすことになるのです。

そんな鉄分、そら豆は100gでなんと1日の必要量のほぼ半量を満たします。100gというと16~17粒なので、なかなかそのままでは難しいかもしれませんが、ポタージュや炒め物にしてしまうと案外いける量ですよね。たとえ5粒としても必要量の1/5は摂取できます。

ただ、鉄分はとても吸収効率が悪い成分なので、摂る時は必ずビタミンCと一緒に摂取してください。特にそら豆は鉄分は多いもののビタミンCを含まないので、パプリカやブロッコリーなどビタミンCが豊富な食材と合わせて摂ると、素晴らしい栄養効果が得られます。

< 選び方 >

サヤは鮮やかな緑色でツヤがあり、表面に産毛があるものが新鮮です。筋が茶色くなったものは鮮度が落ちているので避けましょう。
外から豆の形がくっきり見え、豆の並びが揃っているものが上質です。
そら豆は豆科の中でも特に繊度が落ちやすいため、サヤから出した状態で売られているものはすぐに調理してください。

< 保存法 >
保存は乾燥させないようポリ袋などに入れ野菜庫へ。もちろんできるだけ早く調理!が基本です。
どうしてもすぐに調理できない時は冷凍保存がオススメ。茹でてから冷凍すると水っぽくなるので、生のまま冷凍した方が美味しくいただけます。
冷凍する際はサヤから出してジッパー付きの冷凍用保存バッグなどに入れ、空気をしっかり抜くのがポイント。調理する時は冷凍のまま3分ほど塩茹ですればOKです。

< 調理法 >

塩茹で

鍋にたっぷりの湯を沸かし少量の塩を加え、そら豆を投入。再び沸騰したら火を止めざるに広げて冷まします。
茹でる際に豆の黒い爪の部分に少し切れ目を入れておくと、冷めても皮にシワがよらず綺麗に茹であがります。

※ 茹で時間はお好みの硬さによって0~4分程度に調整してください。

丸焼き

サヤごとグリルで真っ黒になるまで焼くと蒸し焼き状態になりふっくらと旨味もUP。
サヤごと調理する場合は破裂しないようサヤに切れ込みを入れておくのがコツです。


さあ、まずは体の隅々まで新鮮で清々しい酸素を届けることから始めましょう!
半年後の新しい自分に向かって、健食生活スタートです。


朝倉 優紀(あさくらゆうき)

ダイエットナビゲーター
肥満予防健康管理士
アンチエイジングアドバイザー

都合の良い合理主義でパフォーマンス重視。食べたいものを食べるために、普段から選んで行っていることが理にかなう天性の健食マニア。無理なく無駄なく我慢せず、「食事は楽しむものである」というポリシーの元、知識を入れることによってバランス感覚を養い、痩せる「脳」を作る意識改革を行う。歳を重ねるごとにスタイルを作りあげ、今や姿勢矯正・小顔術まで手中に入れた一児の母。デザインとセンスがベースにあるため、土台である姿勢と体を美しく整え、それをさらに綺麗に細く見せる視覚効果を使ったファッションコンサルまで担う。「化けさせる」プロ。 肥満予防健康管理士としては、痩せることだけを目的とするのではなく、病気にならない「予防医学」として生活習慣改善のカウンセリングを行う。
(埼玉県出身 慶応義塾大学 環境情報学卒)