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2016/05/12

【カビの季節にそなえて】

GWも終わり、6月の初旬になると梅雨入りです。
4月の中旬から5月の半ばまでは、晴天が多く、気温も安定しており、暮らしやすい季節です。
梅雨に向かえば、じめじめとした鬱陶しい季節になっちゃいますね。
5月の初旬は、衣替えの前哨戦、結構お家の中の整理や掃除もしやすい時期です。

ちょっと気を付けたいのは、カビの事ですね。
家の中に発生するカビは、概ね5つの種類かと思います。学術的には、分類が有るのでしょうが。
かびの種類 -黒カビ、青カビ、赤カビ、麹カビ、すすカビと色分けしてみました。
黒カビ「クラドスポリウム(Cladosporium)」、すすカビ「アルテルナリア(Alternaria)」は住宅でよく見かけるカビです。
浴室、洗面脱衣、トイレなどの湿気が多く、乾燥が悪いと、出てくる黒色のカビです。
また、RCの共同住宅の東北のコーナーの壁や、日当たりの悪い壁などで、空気の流入が悪い家具の裏側などに発生します。
浴室や脱衣場は、浴室の湯気がこもりがちですので、壁に結露が起こりやすくなります。
室内の湿度が60%超えると、増殖しやすくなるので注意が必要です。

畳などに万年床だったりしたら、布団や畳にもカビが生えます。
麹カビの「アスペルギウス(英: aspergillosis)」が発生する場合があります。
白・黄・緑・黒の多彩な色がありますが、アレルギーの原因になります。
アオカビ「ペニシリウム(Penicillium)」は、パンや餅、ミカンなどに生える青色のカビです。
200種以上の亜種があり、色も青色、青緑色だけでなく多彩です。

カビってなんでしょう。
カビは真菌類の微生物の集合です。
皮膚に生息するカビの一種が、水虫やたむしの原因です。
カビの胞子は、空気中にたくさん存在し、それらが、増殖に適した場所に吸着し、菌糸を延ばす事から始まります。
湿気と温度の条件次第で、あとはエネルギー源になる物があれば増殖します。
お風呂などは、人間の皮脂や汚れなどが、飛び散りますので、条件が揃いやすい所です。
カビにとっても、住みやすい場所なのです。

基本的に、カビは乾燥を好みませんので、浴室や脱衣場は、入浴後は窓を開け、蒸気を抜いて乾燥させることが第一の対策です。
壁際、押入れの中など、普段空気の流れの悪い所など、新鮮空気を入れて、乾燥状態を保つ事も同じ。
冬の間、開けていなかったところはありませんか? 
もし生えていたらと思うと、怖くても、確認していきましょう。
カビの胞子は、何処にでもある物です。
生育しない環境にするのが、最初にする事です。
掃除と整理整頓、そして押入れなど、換気の少ない場所も、通風をして出来るだけ乾燥と言う事です。

カビの季節にそなえて 2

カビの話の続きです。
カビが増殖するには、3つの条件が必要です。
温度(20℃~30℃)、湿度(75%以上)、栄養(食品・汚れ全般)が揃えば、活発に増殖します。
温度は、0℃近くても、生きていますので、冷蔵庫の中の食品もカビる事は、有り得ます。

カビの防止策の主体は、湿度(水分)、と栄養になる汚れ等の除去となります。
もっとも、酸素の有無も条件にはありますが、酸素が無い所で人間は生活できませんので、それは無理ですね。

ところで、生えしまったらどうしましょう。
先ずは、表面のカビをふき取りましょう。
いきなりカビキラーと言う方も居られるでしょうが、これら塩素系の薬剤は気を付けて使いましょう。
必ず、一部で試してから、全体をするようにして下さい。薬剤の残りをふき取らなければ、表面に害が出る場合もあります。
カビは菌糸を伸ばして増殖するので、結構表面から深く入り込んでいる場合があります。
その場合は、アルコール(消毒用アルコール)で、カビ菌を死滅させてから、専用洗剤で細かく取るということになりますね。

いずれにしても、増殖しないうちに、処理をすると言うのが得策です。
何度も言いますが、カビは、空気中に常に存在します。
カビの胞子を全滅させられれば良いですが、そんな事は不可能です。
ならば、棲みにくくする、つまり増殖しない環境を作る事にが、防止策の基本です。
防かび剤の使用などは、その後の話です。

少し古い、鉄筋コンクリート製マンションなどでは、内壁の断熱が弱い物が見受けられます。
このような建物で、東北の角が有る様な所では、壁に結露が発生する可能性が高いです。
壁の温度が低い所に、石油ファンヒーターなどの燃焼系暖房を入れたら、結露が助長されてしまいます。
こういった所は、カビの宝庫になってしまいます。
先ずは断熱改修からと言った所でしょうか。

水の供給が無くなれば、カビの発生は大きく避けられます。
住宅の部位によって、対策も変わります。
又、住まい方の工夫で、変わる事もあります。
因みに、人間の呼吸にも、水蒸気が含まれます。
密室に、多くの人がいれば湿度も上がります。
こうなれば、換気を考えるか、エアコンの除湿しかありません。
そんなことも、建築屋に聞いて貰ったらと思います。