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2016/04/12

【桜、櫻、さくら】

4月は入学式の時期。関西では、この頃に桜が満開になります。
わたしは昔からこの季節感は変わりません。
「あをによし 奈良の都は 咲く花の 薫ふがごとく 今盛りなり」という望郷の歌に、日本人の信条が見て取れます。
作者の小野老(おののおゆ)は、奈良から大宰府に転勤して、奈良を懐かしむように詠んだようです。

奈良時代から、桜は日本の花として、貴族も武士も、庶民も愛でていたようです。
人は、何で桜に惹かれるのでしょう。
色からすれば、桃の花より、ずっと白に近い桃色、いわんや桜色だし。控えめな色です。
梅の様に、寒さに耐えて、力強く咲くと言うわけではありません。
桜の特徴は、春になると一気に咲き誇り、そして散ってゆく、ある種の潔さ。
そして、花の後の新緑の鮮やかさが、生命力の力強さを感じさせてくれるからだと思います。
誰しもが持っている日本人の感性に、深く親和している所にあると。

日本のほんとうに驚く事は、桜の名所の多い事。
私が昔転勤した、出雲でも、熊本でも、桜の名所は多々ありました。
身近な所で言えば、小学校や近隣公園でも桜が有りますし、みなさんのお住まいの近くにも、桜の名所は沢山あると思います。
日本国中、桜の咲かない所は有りませんね。

桜の違った楽しみ方としては、結納などの祝の席に出てくる、桜湯があります。
桜の花の香りを楽しむお茶ですが、誠にかすかな香りですが、良い香りです。
この香りの御蔭で、リラックス効果があると言われています。
リラックス効果は、血圧降下作用などをもたらしますので、日頃のストレスを和らげるのに良さそうです。

豊臣秀吉は、京都醍醐寺に700本の桜を植え、庶民を集めて盛大な花見を行ったことは有名です。
時の為政者も、庶民を慰撫し、社会の安定を桜に託していたのです。
先程も書きましたが、日本人は、こよなく、この色を愛し、潔さを貴びました。
その上香りを楽しむことで、五感で春を感じていたと思います。
寒い冬から、暖かな光に包まれた春を謳歌し、冬の閉鎖感から解放される春を感じていたのです。
勿論、冬のストレスからの解放ですね。

ストレスが下がれば、副交感神経の働きも高くなり、健康的な睡眠につながります。
時間が許せば、お近くの桜を見に行き、花を愛でる事で、ストレスを解かしましょう。
しかし、あまり飲み過ぎないように!!

さて、皆さん御自身の知る、桜の名所は何処ですか?