暮らしラボ(KURASHI LABO.)

暮らしラボ(KURASHI LABO)女性が作る、女性の為のお家・・・理想の暮らし方を考えてみた。

HOME > コラム詳細
2017/03/23

【 実はダイエットの鍵!インスリン 】

「インスリン」ってお分かりになりますか?

お分かりになられても、正直あまり良いイメージではなく、あなたはご自分に 関係ない と思っているでしょう?

ですがこの「インスリン」、ダイエットにも健康維持にも、実はとっても大事な成分なのです!

インスリンとは?

< そもそもインスリンって何?? >

インスリンは「ホルモン」です。

ホルモンには「女性ホルモン」や「男性ホルモン」の他にもたくさん種類があり、代謝や体の機能を調整するのにそれぞれ大変重要な役割を持っています。

なかでも「インスリン」は、すい臓のランゲルハンス島という変わった名前の場所から、血糖値が上がった時に分泌されます。

「血糖値」とは血液中にブドウ糖がどれだけあるかの濃度を示す値で、食事や飲み物で「糖」を摂取した後に高くなります。

甘いものを食べると…

< インスリンって何の役にたつの? >

インスリンは血中にあるブドウ糖(グルコース)を取り込んで、細胞や筋肉に届けます。
届けられたブドウ糖は各細胞内でエネルギーへ変換され使われていきます。
こうしてブドウ糖が各組織に取込まれ使われることにより、ブドウ糖が血中から減り、血糖値が下がるのですね。

ですが、ここでも需要と供給のバランスがあり、使いたいエネルギー量よりブドウ糖の方が多く余ってしまったら‥‥?

体にとってブドウ糖は大事な大事なエネルギー源ですから、せっせと脂肪という形で体に蓄え、次にエネルギーを使いたい時のために大事に大事に「備蓄」されてしまいます。

そう。これが脂肪合成の仕組み!

太りたくない私たちにとって、この仕組みはちっとも嬉しくないのですが、何万年も前の人類からすると、次にいつご飯が食べられるか分からないので、エネルギーはできるだけ「備蓄」しておかなければなりません。人類の歴史は常に飢餓との戦いだったワケですね。

つまり、「痩せる」という行為は元々の本能に逆らった、下克上とも言える非常に大変な行為なのです!

人類の歴史は飢餓との戦い

< インスリンがなければ痩せる?? >

一方で、インスリンは「肥満ホルモン」とも言われています。
これは、使いきれなかった糖を脂肪に変えてしまいますから、当然の命名と言えば当然です。

‥となると、インスリンなんてない方が良さそうじゃないですか?

血糖値の乱高下は明らかに体に負担がかかりますし、あらゆる不調をきたします。
なので、血糖値を上げない=インスリンの分泌を抑える事は、確かに理想的といえるのです。

そこで登場するのが


・ 糖質制限ダイエット
・ 炭水化物抜きダイエット

これらは、砂糖はもちろん、一般的な甘いもの、糖質を多く含むニンジンやトウモロコシなどの食材、お米やパン・麺類などの炭水化物を極力摂取しないよう食事を制限するダイエット法です。

かなりメジャーで根強い手法なので、やられた方も多いのでは?

ただ実際やってみると、制限しなければいけない食材が あれも! これも!?と多いことに皆さま驚かれたのではないでしょうか?

それだけに、私たちの普段の食事は糖質で溢れていますし、これらを完全に制限しようとしたらなかなか至難の技なのです。

制限にがんじがらめになっていませんか?

さてさて、肝心のダイエットの成果はいかがでしたか?

恐らく一時的には痩せてもリバウンドされてしまったのではないでしょうか?
もしくは、結果が出る前に制限しなければいけない食材が多すぎて断念されたか。。

そうなのです。
この、糖質を控える、炭水化物(=ゴハン・パン・麺類)を我慢する!を徹底すれば、確かに脂肪は付きにくくなります。

血糖値が安定するとインスリンの分泌量も穏やかに安定しますから、痩せるにおいても、健康維持においても結果が出やすい方法です。

ですが、先にもお伝えした通り「糖質」は私たちにとって大事なエネルギー源ですから、極度に制限をすると体はエネルギー不足の状態に陥り「省エネモード」に切り替わります。

しかもエネルギーは筋肉を分解することによっても作り出されますから、たんぱく質をしっかり補わなければ、脂肪燃焼をする要=筋肉も落とし、余計に燃費の悪い体になります。

いいですか。一度「省エネモード」になると


・ 同じものを食べても太る
・ 同じ運動をしても痩せない

完全に「太りやすい」体質になっているということですからね!!

つまり、極度に糖質を制限しインスリンの分泌を抑制すると、あまり良いことはありません。
また、長く制限を続けると確実に「省エネモード」で効率の悪い体になります。

飢餓スイッチがオンになると危険!

結論として、現代食はほぼ間違いなく糖質過多ですから、糖質を控えることは意味があります。
血糖値を急激に上げないことにより、インスリンの分泌量を安定させ、需要と供給のエネルギーバランスが保てている状態がやはり一番の理想です。

ダイエットの秘訣は「省エネ」ではなく「完全燃焼」なのです!

摂取した「糖」も「脂肪」も綺麗に効率よく使い切ってしまえば、無駄に「備蓄」されることはありません。

つまりバランスの良いお食事で必要な栄養素をきっちり取ることが、結局一番あなたの美容と健康に繋がるということです。


朝倉 優紀(あさくらゆうき)

ダイエットナビゲーター
肥満予防健康管理士
アンチエイジングアドバイザー

都合の良い合理主義でパフォーマンス重視。食べたいものを食べるために、普段から選んで行っていることが理にかなう天性の健食マニア。無理なく無駄なく我慢せず、「食事は楽しむものである」というポリシーの元、知識を入れることによってバランス感覚を養い、痩せる「脳」を作る意識改革を行う。歳を重ねるごとにスタイルを作りあげ、今や姿勢矯正・小顔術まで手中に入れた一児の母。デザインとセンスがベースにあるため、土台である姿勢と体を美しく整え、それをさらに綺麗に細く見せる視覚効果を使ったファッションコンサルまで担う。「化けさせる」プロ。 肥満予防健康管理士としては、痩せることだけを目的とするのではなく、病気にならない「予防医学」として生活習慣改善のカウンセリングを行う。
(埼玉県出身 慶応義塾大学 環境情報学卒)