暮らしラボ(KURASHI LABO.)

暮らしラボ(KURASHI LABO)女性が作る、女性の為のお家・・・理想の暮らし方を考えてみた。

HOME > コラム詳細
2016/03/14

【修二会】

私の仲人をしていただいたのが、母校の先生でして、その先生は奈良にお住まいでした。
奈良でも、新薬師寺や志賀直哉旧邸に近い、良い所におすまいでした。
さすがに、飛火野や若草山が近い事も有って、ご自宅の庭に、鹿が入ってくることもあり、びっくりしました。
2月下旬に結婚式を挙げましたので、御挨拶に伺うのも、その時期に行く事が多かったです。
3月に入るころは、ちょうど東大寺の修二会が始まります。お水取りで有名ですね。
実際の東大寺の修二会は、3月1日から始まりますし、お松明の最終日は3月14日です。

先生のお宅を訪問した帰りに、何度か見ましたが、暗闇の中に浮かび上がる松明の火が幻想的で、良い物です。
3月12日は、法会のクライマックス。お松明も最大数の12本が出てきます。
この日の深夜に、若狭井という井戸のお水を汲むので、お水取りと呼ばれていますね。
修二会の正式名は、東大寺のHPには、十一面悔過(じゅういちめんざんか)とあります。
われわれが日常に犯しているさまざまな過ちを、二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の宝前で、懺悔(さんげ)することを意味すると書かれています。
修二会と言うのも、二月に修める法会と言う意味で、儀式が行われる二月堂の名前も、これに因んでいるようです。もちろん旧暦の2月ということです。
俗世に身置く私たちにとって、懺悔すべきことは多々ありますが、この様なある意味神秘的な体験する事で、心が洗われるような感じになるのは、私だけでしょうか。

さて、光には、明るさと色味がありますが、色味、色温度の事を考えてみます。
日中の太陽光は白昼色と言われます。これの色温度は5,000~6,000K(ケルビン)です。
夕日の色温度は2,000Kと言われます。 松明の明かりもこれに近いでしょう。
夕日の色に近い、赤味のかかった光は、リラックスの効果があると言われています。
又、睡眠と光の関係は、密接に影響しているのは、医学的に既知の事実です。
人の分泌ホルモンに、体内時計と深い関係にあるメラトニンとセロトニンがあります。
メラトニンは睡眠ホルモンと言われる通り、眠気を催す作用があります。
睡眠前に、色温度が3,000K以下の雰囲気にいると、分泌が促され。
6,500K以上の色温度の雰囲気にいると、分泌が低下する事が、実験的に検証されています。

朝日を浴びる事で、覚醒するのですが、この時産生されるホルモンがセロトニンです。
セロトニンは交感神経系を刺激し、血圧や心拍数を上昇させ、また体温調節をして覚醒状態を維持する効果があります。
つまり、副交感神経が優位な状態の睡眠時から覚醒するには、セロトニンは必要なホルモンです。
また、セロトニンはメラトニンの原料となる、前駆体であることが科学的に解明されています。
この様に、色温度は、サーカディアンリズム(概日リズム)と関わりが深く、逆の事をするとリズムを狂わす事になります。
セロトニンもメラトニンも、基本的に食事で賄えません。人体生成が基本です。
しかしながら、セロトニンの原料になるトリプトファンは食物摂取が可能です。
食事のバランスだけではなく、人体のメカニズムを理解して、生活に活かす事が大事ですね。
健康に住まう設え、そしてそれを使う方法も含めての提案が出来ての、健康住宅と言えますね。