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2016/02/15

【節分】

2月3日は節分です。
節分とは各季節の始まりの前日の事。季節の節目と言う事になります。
季節の始まりは、立春、立夏、立秋、立冬と4つありますが、2月3日は春に向かう節分です。
つまり、立春は2月4日と言う事になります。
立春とは言う物の、まだまだ寒い日が続く季節ですが、春の兆しを感じるのもこのころから。
お正月あっという間に過ぎ、生活のリズムも普通の生活になります。

節分には柊鰯を門口に挿したり、豆撒きをして鬼を追い払うなど、昔からの風習が残っている節目の日です。
柊鰯は最近見かけなくなりましたが、豆撒きは皆さんの家庭でも行っているところが多いと思います。
豆撒きは、平安時代からの故事が有る様です。
豆などの穀類には、生命力と魔除けの呪力が備わっている、神聖な物と言う農耕民族の独特の意識も有ったのでしょう。
神聖な物の力をかりて、豆(魔目)を投げて、鬼を滅する(魔滅)という語路合わせだとも聞いています。
使う豆は大豆で、煎り豆が基本です。
鬼に投げつけた豆が、地面に落ちて、芽吹くのもおかしな話ですから、煎り豆だと言われています。

地方によっては、落花生だと言うところもある様ですが、過去に於いては、米、麦、栗なども使われていたようです。

この時の豆を、歳(数え歳)より一つ多く食べると言うのも全国的な風習です。
農耕民族の日本人は、田畑から取れる五穀は、神からの恵みと考えていました。
そういう神聖な物を口にすると言う事で、邪気を祓うと言う事に通じていたのでしょう。

また、医学的にも大豆には、畑の肉と言われるほど、たんぱく質が豊富な事は御存じのとおり。
そのほか、総コレステロールを下げる、大豆レシチン、抗酸化作用をもつ、サポニンやイソフラボンなどの機能性物質を含んでいます。
また、糖類としては、整腸のためのビフィズス菌の栄養源となるオリゴ糖も多く含んでいます。
そんなことから、冬場のこの時期の栄養としても、意図的に摂ろうとしていたのですね。
イソフラボンの抗酸化作用は、風邪やインフルエンザの症状を軽減すると言われていますし、サポニンは免疫力の根幹である、白血球やリンパ球の活動原にもなる様です。

まあ、大豆加工食品の豆腐も、この時期、湯豆腐など、鍋物にもよく登場します。
あったまって、バランス食を取ると言う事で、免疫力を高めると言う事でしょうか。
大豆を使う意味は、健康の為と言う事です。
経験則から出来た風習でしょうが、深い意味がありますね。
古人の知恵には、頭が下がります。

ところで、「鬼は外」の時に豆は撒いてください。
「福は内」の時は、掛け声だけです。神様には来てほしいですからね。
蛇足でした。