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2017/10/05

【 実は知らないタマネギの アレ コレ 】

え? タマネギの旬って新タマネギが出る春先じゃないの?
そうお思いの方も多いのでは??

たまねぎの本当の旬とは

新タマネギは早獲りしてすぐに出荷したものですからまさに青田買い。
夏の日差しをしっかり浴びて、栄養分を丸々と蓄えたタマネギは「実りの秋」今が旬です。

さて、いつでもどこでも手に入る、そんな一般食材として市民権をも得ている「タマネギ」は、世界各国様々な料理で親しまれていて、その歴史はなんと紀元前5000年頃も前からと気が遠くなるほど昔に遡ります。

人類とたまねぎの歴史

歴史が古過ぎハッキリとは分かっていないながら、タマネギは中央~西アジアが原産で、最初ペルシャ地域で食されていたと言われています。それが地中海沿岸諸国やエジプトにも伝わり、古代ギリシヤやローマにおいて、ニンニクと共にスタミナ源・魔除けとしてオリンピック選手の食事やローマ軍の食材として重宝されていたと言われています。

日本に入ってきたのは江戸時代になってからですが、当初は独特の辛味が受け入れられず、観賞用として栽培されていた程度でした。それが本格的に栽培されるようになったのは明治初期の頃からで、「コレラにはタマネギがいいらしい!!」という噂がきっかけであったとのこと。今も昔も変わらないようなきっかけですね!
とは言えこれほどまで私たちに馴染みのあるタマネギが、実はまだまだ150年程度の歴史だとは、それはそれで意外な感じすらいたします。

日本に伝わってきたのは150年程前

さて、「タマネギ」と言ってもう一つ思い浮かべるのは“涙が出る”ではないでしょうか?

タマネギを調理する際に、涙が出たり独特の辛味があったりするのは、タマネギの細胞に含まれる「アリシン」という成分が原因です。実はこの『アリシン』、タマネギの健康効果の立役者とも言える程素晴らしい成分なのです!

< 効果 >

玉ねぎの効果

タマネギは野菜の中では比較的ビタミンB6が多いため、肉や豆類などのたんぱく質の多い食材との相性が良く、それらと一緒に摂った方がそれぞれの成分が活かされ消化・吸収効率が良くなりオススメです。

そして、特筆すべきはタマネギの苦みとえぐみの元である「アリシン」。

アリシンは、ニンニクやネギ、ニラなど、香りの強烈なものに多く含まれ、タマネギにも含まれています。

これらの食材に共通して見られる「滋養強壮」の作用は、この『アリシン』によってもたらされると言っても過言ではなく、それほど強力な殺菌作用と、疲労回復効果を持った注目すべき成分です。
アリシンにはビタミンB1の吸収を助ける作用があり、たんぱく質の消化や胃液の分泌を助けたり、発汗を促し代謝を高める働きを持ちます。他にも解毒酵素の働きを活性化させて病気への抵抗力を高める働きもありますし、食欲増進や冷え性の改善など、抗酸化、抗ストレス、抗ガンなど、体を修復して回復させる作用にとても効果があると言われています。

とはいえ、涙が出るのは困りモノ! 独特の刺激臭や辛味が苦手‥といったお方もいますよね?
ですから次は、美味しいタマネギの頂き方や調理のコツを見ていくことにいたしましょう。

< 美味しい食べ方、調理のコツ! >

たまねぎの美味しい食べ方

タマネギは外側と内側では味が大きく違うことご存知でしたか?

外側は辛味が強く、内側は水分が多く甘味が強い。そのためタマネギは外側から3枚目を目安に外側と内側を分けて使うとよりタマネギらしさが味わえます。

まずは外側。

辛味を生かした薬味使いがオススメです。
「アリシン」は熱に弱い特性を持つため、有効成分をしっかり取りたいと思ったら、ここは生でピリッと薬味に使うのが効果絶大!
辛味やエグミを抑えたければ「水にさらす」「空気にさらす」「塩を振る」「冷やす」などの下処理をすると軽減されますし、繊維を壊さないよう良く切れる包丁で繊維に沿って縦斬りにすると刺激臭は抑えられます。

外側の部分もじっくり火を通すと内側同様甘味が引き立ち美味しくなるので、あまり難しく考えず使ってください。

玉葱の調理のコツ

内側は水分が多く甘味が強い。加熱するとさらに甘味が際立つのでタマネギの甘みを生かした調理にオススメです。
余談ですが、オニオンリングやソテーなど、実は外側の大きなものより内側の少し小さなものを選んだ方が甘くて美味しいことになりますから、「大きいのはあなたに‥」とするか、「美味しい方をあなたに‥」とするか、そこはあなたの思惑次第!! いずれも女子力高まります。

ちなみに中の芯はえぐみや臭みの元になるので、気になる場合は取り除いて調理してくださいね。

また、タマネギのシャキシャキ感を楽しみたければのいずれの部位も油を絡めて一気に強火で調理しましょう。

< 美味しいものの見分け方 >

おいしいタマネギの見分け方

(1) 形が丸く、節目が多い
(2) 皮の先っぽ(頭の部分)がしっかり枯れていて、全体的に固く締まっている。

< 美味しく長持ち 保存の仕方 >

玉ネギの保存法

陽の当たらない場所におけば数ヶ月保存が可能です。
湿気があると発芽してしまうためできるだけ乾燥させておきましょう。なので、買ってきたビニール袋のままに入れておくのはNG!
すぐに袋から出し、ネットに入れて風通しの良いところに置いておけば軽く1~2ヶ月は保存できます。

冷蔵庫の中は春先の外気温に近く湿気もあるため、発芽しやすくなってしまいます。普段は常温で保存しておき、調理の1~2時間前に冷蔵庫に入れて冷やしてから使うのが、涙が出るのも抑えられてベストです。

ちなみに芽が出てしまっても中心部を取り除けばOK。基本的に保存が容易なお野菜ですから、旬でお安い今の季節に沢山買って、毎日のお食事に少しずつでも取り入れていきましょう。


朝倉 優紀(あさくらゆうき)

ダイエットナビゲーター
肥満予防健康管理士
アンチエイジングアドバイザー

都合の良い合理主義でパフォーマンス重視。食べたいものを食べるために、普段から選んで行っていることが理にかなう天性の健食マニア。無理なく無駄なく我慢せず、「食事は楽しむものである」というポリシーの元、知識を入れることによってバランス感覚を養い、痩せる「脳」を作る意識改革を行う。歳を重ねるごとにスタイルを作りあげ、今や姿勢矯正・小顔術まで手中に入れた一児の母。デザインとセンスがベースにあるため、土台である姿勢と体を美しく整え、それをさらに綺麗に細く見せる視覚効果を使ったファッションコンサルまで担う。「化けさせる」プロ。 肥満予防健康管理士としては、痩せることだけを目的とするのではなく、病気にならない「予防医学」として生活習慣改善のカウンセリングを行う。
(埼玉県出身 慶応義塾大学 環境情報学卒)