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2018/01/11

【 ポテトチップスが『美味しい』わけ 】

私たちは好きなものを食べると「美味しい」と感じ、幸せを感じます。空腹が満たされ、満足感が得られると同時に、ストレス発散にもなりますよね。
ですが、お腹はいっぱいなはずなのに「もっと食べたい!!」あるいは「また食べ過ぎちゃった‥‥」と逆にストレスになることも!?

この、分かっていてもやめられない、ついつい同じことをしてしまう、そんな日々繰り広げられる葛藤は、どうして起こってしまうのでしょう?

グミ

私たちは何か嬉しいことを感じると、脳の中で「ドーパミン」という物質が分泌されます。これは脳が興奮状態になるスイッチで、目先のことに目がくらみ、他に神経が行かなくなってしまう状態です。よく「恋は盲目」といいますが、これもドーパミンが大量分泌されている状態。人は恋に落ちると好きな人のことばかり考えて、他の人や他の事が見えなくなくなりますからね。なので、ドーパミンは「恋愛ホルモン」とも言われています。

さて、いわゆる「おいしいもの」を食べた時も、脳の中は「恋は盲目」状態になります。脳の中ではドーパミンが大量に分泌され、幸せ感でいっぱいになり、なんともハイな「おいしいもの」に恋をしてしまっている状態です。

カップル

例えばポテトチップスなどのスナック菓子には「うま味調味料」と呼ばれる化学調味料が入っています。この「うま味調味料」は、口に含んだ瞬間に「おいしい」という強烈な刺激をもたらす特徴があり、脳の中ではドーパミンが放出され、一瞬にして幸せ感でいっぱいになります。このように「うま味調味料」には「ポテトチップスに盲目」状態を一瞬にして作り上げる即効性があり、しかもこの快感を欲して脳はさらにまた食べたくなるという、中毒性までもたらします。

ポテトチップス

あるメーカーでは、スナック菓子にまぶした「うま味調味料」の量を、それまでの2.5倍に増やしたところ、売れ行きが爆発的に伸びたという話もあります。これは明らかに「うま味調味料」の中毒症状で、脳は間違いなく暴走している状態です。

糖分を多く含むチョコレートやアイスクリーム、クッキーやケーキなどでも脳の中では同じ現象が起こっています。脳はブドウ糖を栄養源として機能していますから、糖分を多く含むこれらのお菓子類は脳の大好物!疲れた時に甘いものが欲しくなるのはこの訳です。

ケーキ

ブドウ糖は消化吸収もされやすいので、瞬時に血中に取り込まれ脳に運ばれます。つまりここでも脳内にドーパミンが放出され、幸せ感が高まります。まさに食べ物に仕組まれた甘い罠! 私たちは一瞬にして完全に食べ物の虜になってしまうのです。

「おいしい」と感じ、幸せに食事をすることは大切ですが、うま味調味料や砂糖を多量に含む食品で、必要以上に作られる多幸感は、脳を依存症に傾けますし、食べ過ぎや栄養の偏りは確実に体に不調をもたらします。特にスナック菓子系は要注意ですので食べすぎにならないよう普段から気をつけるようになさってください!


朝倉 優紀(あさくらゆうき)

ダイエットナビゲーター
肥満予防健康管理士
アンチエイジングアドバイザー

都合の良い合理主義でパフォーマンス重視。食べたいものを食べるために、普段から選んで行っていることが理にかなう天性の健食マニア。無理なく無駄なく我慢せず、「食事は楽しむものである」というポリシーの元、知識を入れることによってバランス感覚を養い、痩せる「脳」を作る意識改革を行う。歳を重ねるごとにスタイルを作りあげ、今や姿勢矯正・小顔術まで手中に入れた一児の母。デザインとセンスがベースにあるため、土台である姿勢と体を美しく整え、それをさらに綺麗に細く見せる視覚効果を使ったファッションコンサルまで担う。「化けさせる」プロ。 肥満予防健康管理士としては、痩せることだけを目的とするのではなく、病気にならない「予防医学」として生活習慣改善のカウンセリングを行う。
(埼玉県出身 慶応義塾大学 環境情報学卒)