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2016/01/12

【地震と家2】

阪神淡路大震災は、1月17日。
東日本大震災は、3月11日。
大きな地震は、最近は冬に起こるのでしょうか?
日本地震学会の研究者の方では、季節と地震の関係を考えられている方が居られるようです。
特に東北地方は、冬の降雪が非常に多く、その積雪重量が地表変位にどう影響しているか、GPS測定器を使って研究されています。

何れにしても、冬場や夏場に地震が起こると、ライフラインの停止で、生活に支障を来す事になります。
東日本大震災と阪神淡路大震災のライフラインの停止状況は下表。

  電気 水道 ガス
東日本大震災 
(2011年東北地方太平洋沖地震)
※復旧は倒壊家屋、類焼家屋を除く
被害戸数 891万戸 220万戸 46万戸
50%復旧までの
日数
1日 6日 23日
90%復旧までの
日数
4日 23日 34日
阪神・淡路大震災 
(1995年兵庫県南部地震)
※復旧は倒壊家屋、類焼家屋を除く
被害戸数 260万戸 126万戸 86万戸
50%復旧までの
日数
1日 7日 34日
90%復旧までの日数 1日 36日 61日

東日本大震災の広範囲さが分かりますが、都市ガス被害に関しては、大都市である神戸が被災地となった、阪神淡路大震災が大きな影響を受けました。
地震になった時、直接的な倒壊に至らなくても、火災による二次被害は大きなものです。
特に都市型震災の場合、密集している住宅地は、類焼に気を付けなければなりません。近隣に火災が起これば、火の元を消して、安全な場所に避難する事が第一にすべき事。
当たり前ですが、自分の身を護る事が先優先事項です。
自宅を作る際は、外壁や窓の防火性を考えねばなりませんが、建築基準法に従って作れば、非難する時間は、十分に取れます。
それよりも、自宅から広域避難場所までの道筋は、幾つか考えておきましょう。

さて、ライフラインが止まって、電気もガスも使えなくなると、冷暖房が困ります。
自宅が地震に耐えても、冬なら寒いし、夏ならあつくて堪らないと言う事になります。
高血圧や心臓に疾患を抱えている方は、冬の寒さは命に係わる事になります。
東日本大震災で、断熱住宅のアンケート調査が有り、その結果が右のグラフです。
電気・ガスが止まっても、室内の温度がどうなるかと言う物です。
次世代省エネ基準以上で作られている住宅の室温は、15℃前後と、そうでない物との温度差が10℃近くありました。地震に耐えていれば、自宅が緊急シェルターにもなると言う事ですね。
電気は復旧が早いので、最悪一週間は我慢するつもりで。
ただし、水、特にトイレの問題は残りますが。

危機に対するリスクヘッジとして考えるなら、耐震高断熱住宅と言うのは標準になるかもしれません。