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2016/01/12

1月17日

関西に住んでいる人にとって、平成7年1月17日の事、どれだけ記憶に残っているでしょうか?
阪神淡路大震災の記憶です。あれから、もう21年になります。

関東の人は、平成23年3月11日の東日本大震災が、生々しい所でしょう。
でも、両地震は、性質が違う地震です。
阪神淡路大震災は、表層近くの活断層が大きくずれて起こる、直下型の地震。
東日本大震災は、宮城県牡鹿半島の東南東沖130kmの、海底がずれる、海溝型地震。
地震のエネルギー規模を表すマグニチュードは、阪神淡路7.3に対して東日本は9.0です。
エネルギー規模を表すマグニチュードは、1大きくなると31.5倍、2大きくなると1000倍です。
広範囲な地殻移動による海溝型の地震は、マグニチュードが大きくなりますが、建物の被害は阪神淡路大震災の方が大きかったような気がします。
阪神淡路大震災の折に、高速道路の橋脚がポッキリ折れた映像は、建築を志した人間には大きな衝撃でした。
東日本の場合、揺れで倒壊したと言うより、津波の被害が明らかに甚大でした。
特に、後者の場合、一般の方の映像なども、携帯などの普及で多く、津波の破壊力をまざまざと見せつけられました。
実際の地震の概要は、

阪神淡路大震災 東日本大震災
震央(震源地) 淡路島北部(あるいは神戸市垂水区)沖の明石海峡。深さ16Km 牡鹿半島の東南東約130km・仙台市の東方沖70km付近の太平洋(三陸沖)の海底、深さ約24km
マグニチュード 7.3 9.0(日本での最大)
震度
最大加速度 891gal  (cm/sec2) 2,933gal  (cm/sec2)
最大速度 112 kine  (cm/sec) 106 kine  (cm/sec)
主たる振動周期 1.0~2.0秒 ≒0.5秒  別に長周期の振動も有り

※重力加速度は980.665cm/sec2=gal

地震規模の比較であれば、東日本大震災は、阪神の規模の1,450倍と言われています。
加速度もはるかに東日本の方が大きい値なのに、高速道路の橋脚が折れたり、住宅の倒壊が多かったのは、最大速度と振動周期が関わっていると言われています。
最大速度は、加速度と継続時間の積です。周期が長くなれば、最大速度も大きくなります。
また、建物にも、ある一定の振動周期に共振する、固有振動数と言う物が同じく存在します。
中層の住宅や木造住宅の固有値は、1~2秒の間と言われており、阪神淡路の周期と合っています。
最大速度と周期の関係で、地震規模の割に倒壊被害が大きかったのは、この様な事からです。

住宅の場合、対策は耐震性能を上げる事。いわゆる耐震等級を上げる事があります。
其れとは別に、地震の加速度を、大きく低減する免震装置を組み込むか、振動エネルギーをダンパー等で吸収する。制振装置を組み込むかですね。
免震装置は、揺れを大きく低減できますので、精神的な負担も下がりますが、高価ですし、建物回りに空間を要します。
制振は、揺れそのものは、我慢して頂かなければなりませんが、建物自体の粘り強さを向上させます。
本震を含め、余震被害を考えるなら、これらは、効果的なシステムですが、プロの意見を聞いて決めて下さい。
50年に一度来るか来ないかですが、明日来るかも分からないのが大地震です。一度は真剣に考えてみましょう。
国土交通省では様々なハザードマップを公開しています。

自分の身の回りの危険を再認識するのも、大切な事ですね。

URL(ハザードマップ):? http://disaportal.gsi.go.jp/viewer/